<オリジナル版(1968年)> <最終版(1999年)>
今回は、巨匠ジョージ・A・ロメロの記念すべき第一作にして、今や古典的名作となった『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の紹介です。
結構知らない人もいるようですが、実はこの作品は完全なる自主制作映画で、製作当時は日本はおろか本国アメリカでも一般公開されなかったのですが、その後テレビの深夜放送などで取り上げられ、一部でカルト的人気を呼んだ・・・という作品なのです。
よって、もちろん低予算映画(とはいえ10万ドルかかってますが)なので、ゾンビメイクもアクションもその後の作品に比べてかなり安っぽい出来(とはいえ車炎上したりしますが)なのですが、そんな今となってはチープな映像でも観客を退屈させずに最後まで見せてしまうのがロメロの凄さなのです。
ストーリーは中盤までかなり単純で、「墓場でゾンビが出現!キャー!逃げなきゃ!」→「家に避難したら人間の仲間が手に入ったわ」→「ラジオ&TVをつけたら、ゾンビが世界中で出没していることが判明」(←これはロメロチック)→「何かゾンビが大群で攻めてきたわ〜!もうダメ〜!」というまさにホラーの王道。真昼間にゾンビが襲ってくるなど、全然怖くないシーンもかなりありますが(車の窓を叩き壊すところはちょっと怖いかも)、次々とゾンビ対抗策や防御策を考え実行していく展開はなかなか面白く、さすがロメロといったところです。
しかし、本当にロメロチックなのはここから。いよいよゾンビたちが家に侵入を開始すると、人間同士で喧嘩→殺し合いが始まり、ゾンビとなった娘が母親をメッタ刺しにし、結局[←ネタ 主人公の白人女性も死んでしまう バレ→]という今考えても衝撃的な展開を見せるのです。
そして、この映画が"ロメロ映画"となるのを決定的にしたのが有名なあのラスト。即ち、ゾンビハンティングが始まり、[←ネタ 最後の生き残りの黒人がその巻き添えになって死ぬ バレ→]という最高にショッキングなシーンで、ここにきて、この映画がただのホラー映画ではなく、完全にテーマを持った風刺映画であることが判明するのです。これぞロメロ映画の真髄ッ!
ロメロを全く観たことがないという人は、まず続編の『ゾンビ』(古いのが苦手という方は『ランド・オブ・ザ・デッド』でもOK!)をオススメ致しますが、ちゃんとホラーの歴史を知りたいYO!というホラーマニア志望の方(ちなみに私は違う)には絶対外せない映画です。
★『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』(allcinema ONLINE)
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 最終版』(allcinema ONLINE)


あたしがゾンビ映画に求めるものはただ1つ、
人間を狩る爽快感です。
ぁ、変態じゃないですyo、、、
またよろしくお願いしますね。
人間を狩る爽快感。これこそゾンビ映画の真髄であります!血糊ドバァッ&悲鳴ギャァッな映画こそ価値があるのです・・・って、こんな私は変態ですかァァァッ(笑)