ロメロといえば、映画ファンなら知らないものはいないB級映画界の巨匠ですが、まさか65になってもこんな素晴らしいB級っぷりを見せてくれるとは思っていませんでした!
というわけで今回は、ゾンビ映画の元祖であらせられるジョージ・A・ロメロによる20年ぶりのゾンビ映画、『ランド・オブ・ザ・デッド』を紹介いたします。
ロメロによるゾンビ三部作といえば、それぞれが当時のアメリカ世相を反映した映画となっていることで有名ですが、今回はズバリ、サル顔大統領政権に対する風刺になっております。
即ち、物語の舞台となる孤島都市(もちろん元デザインはピッツバーグ!)はアメリカであり、ブッシュ政権×アメリカ貧困層×テロリスト=デニス・ホッパー(市長)×主人公たち×ゾンビ。そして、そのブッシュを倒すのが・・・といった類の話はこの際どうでもよろしい(えぇぇ)。とにかく、ゾンビが素晴らしいのです!
まず、感激したのが特殊メイクのレベルの高さ。トム・サヴィーニ(この作品にも愉快に出演!)もぶったまげのリアルなゾンビ造型を担当したのは、ご存知KNB EFXのグレッグ・ニコテロで、ロメロも大絶賛の最高の出来に仕上がっています。CGもちょっぴり使われているのですが、やっぱり特殊メイクでなければこの恐怖は表現不能ということがよく分かりますね。
また、ゾンビの進化っぷりも素晴らしいです。ゾンビなのに意思疎通をしたり、マシンガンをぶっ放したりと大活躍。さらに、首の皮一枚でつながったゾンビなど強烈な個性を持ったゾンビも登場します。
もちろん、人の殺し方もバリエーション豊か(ぉぃ)。喉から舌を引っこ抜いたり、上唇を頭までひんむいたりと、ここまで来るともはや快感です。私が観たのはDVDだけで、劇場版ではもう少し抑えられていると思うのですが、それでもアメリカ公開時にR指定で済んだ(日本でもPG-12!映倫もいいとこあるじゃん)というのは、やはりロメロだからでしょうか。
しかし、何より感動したのは完全にB級映画であるということ。俳優はデニス・ホッパー以外ほとんど無名ですし(ダリオ・アルジェントの娘が出ていますがね!)、製作費も1500万ドルという、とても大作規模とはいえない作品。だからこそ、ロメロ映画はロメロ映画になるのであって、これこそ私がジョン・カーペンターと並んで彼を愛する所以なのです。
とにかく、ロメロの65歳という年齢を全く感じさせない、ハイテンション・スプラッター・ゾンビ・ムービーなのでぇす!ゾンビ教信者はオフコース必見!
★『ランド・オブ・ザ・デッド』(allcinema ONLINE)



「ハウス・オブ・ザ・デッド」のあまりのC級ぶりに ウリャ! (ノ`A´)ノ⌒┻━┻ と、
ちゃぶ台を投げ、当分ゾンビ映画は見るまいと思っていたのですが
殺し屋市さんの評価を読んで、またフラフラとTsutayaのホラー映画コーナーを
覗いてしまいそうです(^^ゞ
私は『ドーン・オブ・ザ・デッド』容認できる派ですが、やっぱりオリジナルの強烈なイメージには勝てませんよね。『ランド・・・』はお気に召すかどうか分かりませんが、『ハウス・オブ・ザ・デッド』より面白いことは保証します(笑)
あたしは、ロメロ老いたり!派。
ゾンビに知性を持たせると言うことは、
他のモンスターものと同じになってしまう。
ま、次回作で、そのあたりがどう出るのか、見たいとは思っています。
次回作に期待ですね。
ちゃぶ台を用意しましたが、そんな心配はいらなかったようです。
よかった・・・今回は走ってなくて(笑)